マニュアル

■シナリオフォーマット
【】で名前をくくり、その下に会話文を続けていきます。
会話文の間は行をあけてください。

※例
【こはく】
こんにちわ。
わたしは大鳥こはくだよ。

【ゆうこ】
こんにちわ。
わたしは神林ゆうこ。

以下のシナリオ専用タグが使えます
<ruby value=’るび’ color=#FF0000>ルビ(colorは省略可能)</ruby>
<b>太字</b>
<i>イタリック</i>
<s>打ち消し線</s>
<u>下線</u>
<color value=#FF0000>
<color value=yellow>
<size value=30>

■タグ
htmlや吉里吉里における「タグ」同様、
音や画像等、なんらかの機能や制御を行うためのコマンド群です。
吉里吉里と同じく、[]で囲った内部がタグとして認識されます。
※例
[image layer=0 storage=black]

■コメント
// もしくは ; で始まる行はコメント扱いとなり、実行はされません。

■変数
真偽値(true/false)、小数、整数、文字列等を扱います。
変数名は「最初の一文字がアルファベット、
以降は数字、アルファベット、’_’」
で構成される任意の名前を使用可能です。
変数の操作(代入)はevalタグで行います。
evalタグの計算式パラメータ(exp)は””で囲う必要があります。

使用可能な演算子には以下のものがあります。

※計算系
‘+’(加算)
‘-‘(減算)
‘*’(乗算)
‘/’(除算)
‘%’(剰余)

※比較系
‘>’
‘>=’
‘<‘
‘<=’
‘&&’
‘||’

※代入
‘=’

※例
[eval exp=”flag1 = 100″]
flag1という名前の変数に整数の100を代入します。

■ラベル
* で始まる文字列はラベルとして認識されます。
選択肢(後述)やjump系タグ等、実行場所の移動先として使われます。

■選択肢
eladdタグで選択肢の内容と飛び先ラベルを指定して
追加(5つまで登録可能です)、
selectタグで選択肢を実行します
(実行後に選択肢の内容はリセットされます)

※例
[seladd target=*答1 text=かわいい]
[seladd target=*答2 text=とてもかわいい]
[seladd target=*答3 text=ガバかわいい]
[select]

■レイヤー
・吉里吉里のレイヤーと同じく、
画像を表示するオブジェクトです。
“image”系タグのlayerパラメータの引数として数字(整数)で使います。
0:背景
1:立ち絵(3人表示用左)
2:立ち絵(中央)
3:立ち絵(3人表示用右)
4:立ち絵(2人表示用左)
5:立ち絵(2人表示用右)
10:イベントCG
としてプリセットされています。
・トランジションをする場合は
1.[snapshot]タグを記述することにより、現時点の画面をコピーした特殊レイヤで画面が覆われる。
2.imageタグ等でレイヤを更新する。
3..[trans rule=sprite/mask/030 wait = 750]
のようにtransタグを記述することにより、snapshotでコピーしたレイヤとの
トランジションが行われます(ruleタグ省略時は通常のクロスフェードになります)。

■オーディオ
BGMやボイス、SE等音を扱うオブジェクトです。
“audio”系タグのbufパラメータとして数字(整数)で使います。
0~2までの3つがプリセットされています。
0はBGM用として、デフォルト(loopパラメータを省略時)でも
ループがONになりますが、それ以外の仕様は変わりません。
吉里吉里と互換性を保つための「playbgm」「playse」等一部のサウンド系タグが
定義されています。

■動画
動画を再生するオブジェクトです。
“video”系タグで扱います。URL、ローカルファイルの両方に対応しています。
ローカルファイルの時はUnityプロジェクト(./Assets)からの相対パスを指定する仕様です。
UIを除くレイヤーの最前面に表示されます。
デフォルトでは再生終了を待ちます。
再生フォーマットはUnityの仕様に準じます。
(mp4(H264)であれば概ね再生出来るようです)